出演者 関 洋美 1997.04.25

健康は,私達の願い,そしてかけがえのない宝物です。この時間では皆さんとともに,健やかな心とからだを大きく育んでまいりたいと願っています。

---いわき医療最前線---

健康で心地よい毎日の為に是非お役立て下さい。

心とからだのクリニック。今日は,いわき市薬剤師会副会長・関洋美先生にお話をうかがいます。聞き手はディレクターの曽我泉美です。

今日は,私と献血というタイトルでお話していただくと言う事なんですが,今日はよろしくお願い致します。先生は,今まで献血をずいぶんとなさってると言う事なんですけれども,献血をするようになったきっかけをお話して頂けますか?

私の父が15年前に骨髄ガンでなくなりました。その時に入院中にたくさんの方々から,新鮮血を献血して頂いたりして,たいへんお世話になりましたので。

それから薬剤師会でも献血推進事業を私達の事業の中に入れておりますので,年に数回みんなで協力しています。それで街頭献血をやったときに,13年前くらいに初めて献血したんです。それがきっかけですね。

現在までの献血回数なんていうと何回くらいか覚えてらっしゃいますか?

私は,今年平成9年の3月で69回献血をしました。
13年で69回という事のなりますと,だいたい年に3回はやっていると言う事になりますよね。
そうですね,年に3回はやってますね。

 

そうですか。この回数がわかるというのは献血手帳をお持ちなんですか?
そうですね。いくたびに献血手帳に書いていただいてますので,それで分りますね。
そうですか。今献血をしますと,私も何度かした事があるんですけれども,献血後にご褒美っていっては何なんですが頂けるそうなんですけれども。
そうですね,前はヤクルトとか頂いてましたけれども,今はカロリーメイトとか,成分献血の場合にはテレホンカードとか図書券なんかを自分の希望する物をお取りくださいと言う事で,いただいたりしてます。
今,成分献血と言う事が出ましたけれども,これはどう言った献血なんですか?
ふつうの献血ですと,200ccとか400ccとか血液をそのまま採取しますが,成分献血の場合は1回採取した血液の中から血小板とか血漿なんかをとって,赤血球とかいらない成分を,また体の中に返してあげるという献血なんです。
成分献血というのは,どう言った物に使われる事が多いんですか?
ガンの患者さんとか,再生不良性貧血の方とか,そういう方にお使いになっているみたいですね。私なんかも成分献血を登録していますので,各医療機関でどうしても血液がいるとか,血小板がいるとか血漿がいるって言う時に依頼が来てふつうの血液でしたら,3ヶ月くらい保存できますけれども,保存時間が72時間とかっていうふうに短いわけですよね,だから1日前くらいに,採血しなくてはいけないという時にすぐに来ていただけますかっていう依頼があって,行くこともあります。
この成分献血ですと,装置がかなり大掛かりと聞いたことがあるんですが。
そうなんですよ。ふつうの献血だったらただ血液引くだけですから,そんなに大掛かりな装置でなくてもいいわけですけれども,1回引いた血液を戻すって言うような事ですから,装置が大掛かりな物が必要って事になりますから,献血車でやるって言うと人数が限られちゃいますので,血液センターに行ってやるっていうのが多いと思うんですね。
それから,成分献血に登録されているとうかがいましたが,これはどういったシステムなんですか?
血液型とか必要な時に分らないと困りますので,自分が,私はAB型Rh+なんですが,AB型の成分献血の登録っていうのは,血液センターの方に登録して頂くと,血液センターの方で登録していますので,必要な時に必ず連絡を頂いて献血をしに行くというシステムなんです。

現在いわき市では,血液センターに1500名くらい登録して下さっておりますので,その方たちの必要なAB型だったらAB型で白血球まで同じ型でないと血小板なんかは取れない場合もありますので,3ヶ月に1回くらいですねAB型は登録している方少ないもんですから,よく依頼が来て行きます。

あとちょっと疑問なんですが,献血を1度してから次回に献血できるのは何日くらいなんですか?
普通の200ccとか400ccの全血の場合は,1ヶ月くらい献血できないんですけれども,血小板とか血漿などの成分献血の場合には,2週間間隔くらいで献血できます。
献血というのは,いくつくらいから始められて,いくつくらいまで出来るんでしょうか?
16歳から64歳までは献血できますので,私もあと10年くらいは可能なので,これからも続けていきたいと思ってます。
69回から献血カードにスタンプが押されて行くと言う事になるんですね。

それではここで曲をはさみまして,後半もまた先生にお話をうかがいたいと思います。

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心とからだのクリニック。今日は,社団法人いわき市薬剤師会副会長であり,福島県女子薬剤師会いわき支部長であります,関洋美さんにお話をうかがっております。さて先程から献血についてお話をうかがっておりますけれども,現在のいわき市の献血の状況というのを教えて頂けますか?

平成8年度はいわき市の目標が200ccの換算で,24,469本でしたが,約90%弱の達成は見られたみたいですね。
90%というと,かなりいい割合ですよね。
そうですね,私達とすれば100%越してもらいと思ってますけれども,なかなかそれは達成できてないみたいですね。
薬剤師会の方でも何か取り組みがあるそうですが。
私達も1年間に何回かやってますけれども,平成8年は,10月に薬と健康の週間の重点地区になっておりましたので,10月から1ヶ月間献血月間と致しまして,勿来・常磐・小名浜・平・四倉の5つの地区で献血を実施致しました。各地区の薬店と薬局の方々を中心に,お客様達にも協力して頂いて,だいたい100名くらいの方々が献血に協力して下さいました。
大変な協力になりますね。
ただし,せっかく協力して頂いて献血に来て頂いたんですけれども,輸血をもらった方とか,血液の比重が不足で献血できなかった方とか,成分献血の場合には血管が細すぎて赤血球の戻しが不可能で,献血できなかった方がおられまして,だいたい私達の目標の達成は92%くらいでした。
輸血をされた方というのは,献血は不可能なんですか?
肝炎の血液を頂いちゃった方とかなんかもいらっしゃいますので,1回輸血を頂いた方は献血できないんです。
女性なんかですと貧血の方が多いと思うんですが。
比重が足りなくて,せっかく来て頂いても献血できない方も多いですね。
それでは,今後の献血についてお話うかがってまいりたいと思うんですが。
成分献血が最近では需要が多くなっていますから,登録されていない方でも成分献血に協力して頂ければ,血液センターでも是非来てやって頂きたいと言う事を,おっしゃっております。

ただ,エイズの問題とか,HIVの問題などで針を刺すって言う事に恐れを持っている方が多いと思うんですよね。私も最初はあんな太い針でブツッてやられるのがすごく怖かったんですけれども,慣れっていうのがあるのかもしれないんですが,今では別にあんまり気にしないで献血やってますけれどもね。

女性の方ですと,針の先怖いなんて方も多いと思うんですが。
そうですね,注射嫌いな方も多いと思いますからね。
意外と女性よりも男性の方が多いかもしれませんね。他には何かございますか?
成分献血の場合には,装置が大変だって言う事もありますが,時間が結構かかるんですよね。
だいたいどのくらいなんでしょうか?
普通の献血の200とか400だったらだいたい15分から20分くらいで採血できるんですけれども,1回採血しいたやつをまた元に戻すって言う事で,2サイクルとか3サイクルくらい献血しますので,約1時間位はかかります。それで,時間的な余裕がないと出来ませんので,なかなかやって頂けないという難点もあると思いますね。

それから若年層の献血離れが今多いみたいなので,福島県なんかでも献血のマスコットの公募をしたりとか,マスコットの名前を募集したりとかして,やっておりますけれども,若い高校生なんかもマスコットの公募でキビチちゃんていうような,国体のマスコットのキビタンてありましたよね,あれの妹のようなマスコットなんかも決定していますね。キビタンのキビと血液のチという事の様ですね。

こういったマスコットがいて,これからどんどん街頭での献血などで目を引いて頂ければと思いますけれども。いわき市の中ではどうでしょう。
いわき市の中では,献血を最高にやってらっしゃる方では,40歳代の男性の方らしいんですけれども,380回という方がいらっしゃるそうです。
380回ですか。なかなか真似できない事ですよね。
そうですね。私も一応100回を目標にやってるんですけれども,あとどれくらいで100回出来るかななんて思っています。
これからも,先生も健康に気をつけて,是非100回を目標に,またこのリスナーの方も献血を1回もしたことないという方も,是非献血に御協力して頂きたいなと思います。
献血の標語も

献血で 贈る命の 応援歌

というのもありますので,私なんかも自分で自分の健康状態を把握するのに,献血した時に成分献血をすると,全部データをフィードバックしてくださるんですよね,それで前にやったときのやつと今回のやつとを比べてみてコレステロールがちょっと高いなとか,赤血球の状態とか,そういうのも分りますのでちょっとした目安にするのもいいんじゃないかななんて思って,私はそれを参考にしてます。

簡単な自分の健康管理にもなりますよね。

わかりました。先程, 献血で  贈る命の 応援歌  という標語があると言う事でしたが,少しの勇気が多くの命を救うかもしれないと言う事で,是非御協力して頂きたいなと思います。

先生今日はどうもありがとうございました。